ゲンジョウ

刑事ものをさんざん読んだりみたりすると

その仕事の様子が面白くなってきて

安易な刑事ドラマだと

「こらこら、手袋はどうした」とか

「ひとりで聞き込みしちゃだめだろ!」とか

「・・そんなひとに捜査情報言っちゃっていいのか?」

と言いたくなることもある

いや、よくひとりごとを言っているかも

 

 

古いサスペンスドラマ

「警視庁鑑識班」

 

番組表で主演俳優の名を見て、面白いかもと録画したのがきっかけで

続きをみている

 

そもそも

その主演が「西村和彦」であったから録画したのに

みはじめると思っていた俳優ではなかったという・・・

あれ?

わたしが思っていたのは「西村雅彦」であった

 

 

 

このドラマの主役は警察でも鑑識だ

こっちに主流をおいたものはあまりみたことがなかったので楽しい

指紋、毛髪、足跡、薬物、ストーリーの流れの中でこういった鑑識作業が

毎度登場し、専門的な作業の説明が文字で出るのもとてもうれしい

 

鑑識班の面々はそういう時ほとんど無言で証拠品と向き合っている

「むむー」だったり「ふう」のようなため息をもらしながら

逃走する犯人を「待てーーーー!」と追いかけ、ある時は銃を構え

手錠をかけるような華々しい(?)行動じゃなくてね

 

主役の西村和彦は実は「デカ志望」らしく

そこらへんの煩悶もうかがえ

上司から「ま、そこからはデカさんに任せよう」などと言われたりするのだ

 

よく登場する場面として

被害者や容疑者の靴を押収というのがある

玄関先で一足(ワンペア)づつ表と裏の写真を撮り

ビニール袋に入れている

靴裏の土などを採取し、行動先を分析するためだ

これ・・もし自分がされたらと毎回考える

事件当日はいた靴だけでなく、全部鑑識が持ち帰るとしたら

これはなかなか申し訳ない(?)気がして

 

靴が多いのだ

 

それに

事件が起きて警察御一行様が家に来るとする

現場保存は第一だ

知っている

しかし

その前にちょっと片付けてしまう・・・だろうな

 

とまあ

そんなアホなことを考えながら

今日は靴の整理をした

いい天気だ