虫の命は火に捨てよ

 4日は虫の日だったらしい・・・

 

そのせいだかどうだか

有線でめずらしく『カブトムシ』が流れているのを耳にした

 

しょーうが⤴ィーーーー

わーすれる⤴ゥーーーー

ことはないでーしょーぉーーーーー

 

とまあ、このあたりしか印象には残っていない曲だったが

昔身近にいた人間が

この曲が流行っていたころに

やたらとこれを歌っている彼女の感性とやらを

賞賛していたのを思い出した

 

なのであらためてじっくりと聴いてみることにした

(わたしは彼女のルックスや歌唱力に不満があり・好みではなく・

気に留めることはしなかった)

 

歌詞をみることなく聴いていると

部分的にしか言葉が聞き取れない、聞き取りにくい

きちんと歌詞を見ながらでも

ラブソングだとは理解しても

言葉の流れが唐突でちょっとわかりにくい

年代の差、だろうか

 

わたしなら

「あなたの耳に寄せた」のは

「おでこ」ではなく「ひたい」だろうなと思うのだ

 

そう難しい曲だとは思わない

ただ

誰かの前で歌ってみるかなと

 

甘えんぼちゃんみたいなのは嫌いなので

わたしなりの解釈で

わたしのこの声で

 

まったく別の虫の歌になることだろう

 

 

 

時には・・・

「時には

浮ついた話をしようか」

加藤登紀子ふう)

 

いつもいつもうっとおしい日記ばかり書いているので

たまにはいいだろう

 

・・・・・・・・・・・・・

 

今日

上司がうちの店にやってきた

上司と言っても直属の、ではなくて

わたしのいる部門のトップにいるひとだ

会議では広い部屋のはるか向こうのテーブルで

常務のとなりに座って発言するような

 

日本海側のある都市に新規オープンした店舗を視察し

わたしの住む町までもどり

そこに昨年オープンした店舗に立ちより

またそこから隣町の辺鄙なところにあるわたしの勤務店まで

視察に立ち寄ったというわけ

 

このkさん

お会いするのは三度目だ

最初は昨秋の会議で初めてお目にかかった

わたしの第一印象は「へえ~~~」

もちろん声に出さないが

「こんな人がいるんだ」

その理由はあまりにもおしゃれでカッコよいから

まあ業種が業種なので当たり前かもしれないが

 

その時はもちろんお話などできないし

その後の展示会フロアでちらちらとその姿を盗み見していただけ

 

そして今年三月二度目のお姿拝見

しかし会議後ちょっとした食事会(立派な会場、披露宴をするような)があり

偶然同じテーブルに座ることとなり

わたしは激しく緊張した

 

わたしたちのようなペーペーに

なんて気さくに話をしてくださるのかと驚いたものだ

 

 

そんなエライひとと・・・

本日売り場で二人で仕事のことや世間話をした

「〇〇さん」(←わたしのこと)と呼ばれるだけでドキドキ

もっと小柄なひとだと思い込んでいたが

向かい合ってみると意外に背が高い

 

年齢は50代半ば

腹も出ておらず

おそらくは自分のそういった身体の魅力を

じゅうぶんに意識して活かせる服を身に着けている(それはいつも)

髪は半白髪

自分勝手に表現させてもらうなら

坂本龍一NHKの松尾アナをミックスしもっとこなれさせて

もっともっと一般受けするよう素敵にした感じ

 

身につけるファッションについては好みは人それぞれだが

非の打ちどころのない、わたしの好み

わたしはこれほど素敵な50代男性を他に知らない

 

アイドルに酔いしれる心って

こんな感じなのかもしれないなと思ったりした

 

 

「9月の会議には来れますよね?」

Kさんはそう言って笑顔で帰っていった

彼の視察する店舗のみんなは

くらくらして

このひとのために!ほめていただけるように!

売上を!

と思うはずだ

 

ああ、恐ろしい

これが会社の戦略だとしても・・・

 

いまさら

溢れる情報

行きかう人々の思い

 

例えば

女たちが昔なら井戸端会議で語って(ぼやいて)いたような

ことも

現代ではSNSにのせてながれる

そりゃあ

それで同感を集めて留飲を下げ気がすみ

ストレスの発散につなげることだってあるだろう

日々の楽しみになることだってあるだろう

 

公に文字にしていいことと

良くないことを決めるのは自分自身だ

わたしはというと

もううんざり

簡単に言えば飽きたのだろう

人のtweetを時間つぶしに眺めて

たまには「ああ、そうだね」と心では思っても

イイネを押すわけでもなしましてやコメントなどしない

みんな、よくやってるなあ

 

 

道に迷って

通りすがりのひとに尋ねれば

相手はポケットからスマホを取り出しマップを見せようとする

いや、それならわたしだって出来る

 

先日みたつまらないドンパチ映画で

悪役の若造が敵についてボスに質問したら

「ネットで調べろ」と言われていた

 

そういう時代なんだよ

 

人生は残り少なでよかった

もうあまり先をみたくないとこの頃つくづく思う

う、に濁点

少し前

「ヴ」という表記をやめるとかやめないとか

そういう記事を読んだ

 

自分がどのように

ブとヴを使い分けているか考えてみる

当然「V」の時は「ヴ」かと思いきや

そうでもないことに気が付く

 

だっていちいち

ラヴなんて書かないし

バレンタインであってヴァレンタインじゃないし

ヴ、ってなに気取ってやがるって感じもする

 

ケビン・コスナー

ケビン・ベーコン

ケビン・スペイシー

でも

ヴァレンチノでありルイ・ヴィトンなんだよね

これは国籍(?)によるのかな

 

今、熱心に見ているドラマは

北欧のものでタイトルが『捜査官エヴァ

そういや

エバンゲリオンなんて書いてしまうと

垢ぬけてなく平坦でつまらなさそう

 

でも

大昔・・・ゴールデンハーフにいた彼女は

エヴァじゃなくてエバだったよ

うん

彼女は間違いなく

エヴァ」って雰囲気じゃなかった

ミス

昨夜のこと

 

友だち(女)からメール

(実際はLINEだけれど面倒なので、メールとする)

 

最近とある集まりに関して

なんどかやり取りがあったので

特に不思議でもなかった

内容がどうも変だ

 

ああ

これは宛先を間違えたなと気が付いたので

その旨返信しておいた

 

「ごめんなさい!お騒がせしました!」

だと笑

結構絵文字も含め長文だったが

内容はつまり明日ランチに行こうという程度のこと

 

まあよかったよね

 

以前

友だち(男・既婚)から突然に

「〇時頃には帰る」

というメールをもらったことがあった

おそらくは出先から奥様に向けてのものを

わたしに送ってしまったようだ

 

これはけっこうウケた

 

彼とはめったにメールなどしない

思うに

LINEの場合

トークした相手は上がってきているから

長らくやり取りのないわたしと送り先を間違うってことは

その直前にたぶん過去のものを見ていたのだろう

そんな想像をしてぷぷっと笑ったし

そっけない文面(まあ当然だろうね)にも

 

昨夜の一件も

どうってことのない内容で

相手の名前も文面に入っていなかったから(コレ重要)問題はないけど

 

わたしの場合

呑み会帰りは要注意だ

相手も内容も

日ごろ理性で抑えていることがむき出しになり

ええい、と送信してしまうことがある

送り先を間違えてなくても

翌日の後悔はある

 

気をつけなくてはね

 

 

 

 

昭和の事件ファイル

先週は市議選

 

高校時代の同級生が立候補しているので

数日手伝いをした

 

選挙事務所はちょっとした同窓会会場のようだった

 

昔の話をすると

「よくそんなことを覚えているなあ」と

感心される

もうひとり

選挙の世話役をしている幼馴染のМくんもわたしと同類だ

彼とは高校も同じだが

小学生のころからの付き合いで

いろんな出来事を共有している

彼に言わせると

「いやいや おまえ(つまりわたし)のほうが

細かいことまでよく覚えてるって」

 

わたしに言わせれば

“覚えていない”みんなのほうが不思議で

 

ねえ、ふたりで幼いころからの事件のファイルを作ろうか

などと笑いながら話した

 

 

校舎・校庭のあの場所でこういうことがあった

あの子が学級会でこんな発言をした

先生があそこにつれていってくれた

あんな実験をした

 

などなど

 

 

数年前

やはり同じような集まりがあり

そのとき彼はわたしに

「おれ、高校時代はあまりおまえと話をしなかっただろう?」

同じクラスになったこともあったのに

 

「あの頃はおまえのことが怖かったんだ」

 

そう言った

ふーん、と流してしまい

その発言については以後触れずに来た

 

来月あたりふたりでご飯を食べようと約束した

怖かったとは?

わたしのなにが怖かったのか

 

感受性の似た彼から見て

あの頃のわたしはどう怖かったのか

 

今度はそこらへんについて

忌憚のないコメントを聞きたいと思っている

 

黒ビール

少し前に

英国テレビドラマのことを書いた

 

はまるきっかけは

それ以前に放映されていたこっちのドラマだった

 

刑事モース

オックスフォード事件簿

 

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今また流れているので

最初から見直している

 

主人公のモースは

線が細くて見ていても心配になるほど

時代は1960年代らしく

(イギリスだからかはわからないが)

登場するファッションや車や風景が

美しいし楽しい

 

特にメガネ

登場する人物がかけているクラシックなそれらが良くって

メガネが映るたびにわたしは

「あ、それほしい!」と心の中でさけんでいる

 

あと脇役

 

警察医というのか

被害者を解剖したりするひと

ややぽっちゃりの彼は

これまたメガネでたいていダッフルコートを着ていて

モースとの会話が気が利いていて好きだ

 

新聞記者でモースと情報交換をする女性

彼女は決して若くはないが

知的で仕事熱心な姿がいい

 

モースのアパートの部屋のはす向かいに住む

看護師の黒人女性

とてもキュート

 

古く善き時代か

勤務中にもパブで黒ビールを飲む

登場人物たち

それがとても美味しそうである

 

録画したものを

帰宅後みるのが楽しみな毎日