メンエキ、そしてメンシキ
トラブルやストレス真っ只中ではなくて
ちょい片付いて一息
・・・そんなときにわたしはたいてい発病する
これはおもしろいことだ
今回もその通りで
自分の中で問題を整理し終え
さあ張り切って行きましょう~
そしたらやってきた
タイジョーホーシン!
予感はあった
予感?
かつて父親がそれを経験し
その時の顛末を嫌というほど母親から何度も聞かされ
昨年は身近な友達が発症したため
またそのつらさを聞かされ
ついこの間は近所のひとがやって
どんなふうになって起こりどんな症状でどんなふうにつらいか
見聞きしていたこともあり
おかしな話だが
「!これはきっとわたしもいつかやる!」
と思っていたわけ
そしたら案の定ってわけだ
一週間ほど前から「これは来るな」
そしておとといの夜発疹
本日受診
ドクター
「あーあーこれは痛いやろ」
いや、まだそんなに痛みはないんですが・・・
「これから痛くなる」
えー?患者を怖がらせるようなこと言ってどうすんの?
と思う余裕がまだわたしにはあるのが幸い
お薬が効いて
ひどくならないことを祈るだけ
ワタシ ハ カゼ
今から6年ほど前
わたしにはたいへんな出来事が起きていて
それを知った友達(男)がいろんなCDを送ってきてくれた
その中で
「今のお前にはこれや!」と言ったのが
カルメン・マキの曲で本日のタイトル
しかし申し訳ないことに
聴いてもまったく入れ込めなかった
そして先日
またもやある男友達が呑みながら
「そりゃあカルメン・マキやろ」とわたしに言った
なので
そ、、そうなんかな?と
その時もらったCDを探して聴きなおしてみた
でもダメ
“ああ、もう涙なんか枯れてしまった”
“ひとりぼっちも気楽なものさ”
とかそれっぽい歌詞はあっても
いくら逆境に立ち向かい負けるもんかと思っても
わたしはどうしてもロックな気分になれやしない
なんでわたしがカルメン・マキなんだろうか?
わからーん!
現在過去未来
“ブロークンフラワーズ”をみた
やっぱいいなー
Holly Golightly & The Greenhornes - There Is An End
ほとんど無表情の主人公
セリフ少な
その時その時
手に入れたい女を手にし
ドン・ファンと呼ばれ
金もそれなりに手にし
やるせなくソファで横になり
年老いていく男
或る内容のピンクの手紙を受け取ったのをきっかけに
過去の女たちを訪ねていく旅
ある女性はすでに墓の中
花束を手向け小雨の中
樹の下に座っている主人公の姿がせつない
モノローグも何もない
それぞれの女性たちもよかった
迎え入れ一夜ベッドをともにするものもいれば
静かに「もう帰って」というものもいるし
いきなりとりまき?の男からぶちのめされたり
みんなきれいだ
もちろん外見がという意味ではない
二十年経って
別れた(自分を捨てた)男がいきなり訪ねてきたときに
わたしはどんな対応ができるだろうか
そんなことを思った
鑑
一見
動機のない犯罪に見えても
そこにはなにかしら鑑がある
細い細い伏線
いきあたりばったり
てあたりしだい
てきとう
なんとなく
それは表向きであって
人間の行動には必ず探れば何かがある
昔の友を想う
敬愛する
故・水丸画伯最後のエッセイ集
『ちいさな城下町』を読んだ
わたしの住んでいる街にあるような超メジャーな城ではなく
城址だったり石垣が残っているだけのように
渋い城下町を訪ねる紀行だ
歴史好きの画伯らしいや
雑誌に掲載されたのは2010~2014年
中に
大河ドラマ軍師官兵衛で「このシーンがどのように演じられるか楽しみだ」
との一文があって
ああ、画伯はこれを見ずに逝ってしまわれたのだなあと悲しくなった
・・・・・・
真田一族のことをこう語っている
「友人にも悪い男はいる。犯罪すれすれのロープを渡っているような男だ。
ただ、時々会って食事などすると、人のいい笑顔と義理人情の厚さをみせる。
評判は悪いが、敵に回したら怖い男だ。真田一族からぼくはそんなことを思うのだ」
高校生時代に知り合い、なにかと関わってきたある男友達が
今や刑事告訴をうけるかという状況にある
良家の長男坊で頭が切れる、でも決して狡い人間ではなかった
どこでどう踏みちがえたか
彼の人生は今後どうなるのか
もう何十年前の話か
彼女との初めてのお泊り旅行先から浮かれて電話をしてきた
彼の様子を懐かしく思い出した