「救いたくなかったのよ」
冷たい雨の
静かな一日
朝のうちに
病院へ検査結果を聞きに行く
やはりべつだん問題はない
冠状動脈を拡げるというおくすりをもらって帰る
あとの時間は古い日本映画など見ながらほとんど絵を描く
スクーリングで間に合わせに描いたものの
あとは放置ではもったいない
その後
何度も何度も見始めては
最後にたどり着けない“カポーティ”を
ようやく見終える
楽しい映画でないからかなんなのか
いつも途中で挫折していた
暗い風景に
抑揚のない異常に可愛いフィリップ・シーモア・ホフマンの台詞
そしてタイプライターの響き
静かなピアノ音楽
映像はとても私の好み