パラディソ
愛猫のケガの悪化で
気が気でない7月後半だった
ようやく落ち着く
八月葉月の虫の音は
愛しゅうてならぬと
鳴きまする
“通りゃんせ”というふるーい歌のフレーズを口づさむ・・・
録画するも
ひねくれ者ののわたしにとっては
いわゆる出来過ぎでベタな映画であって
なんとなーく長らく放置
心が落ち着いたところで鑑賞
それでもやっぱりやられてしまった
顔も涙腺もゆるみっぱなし
ということは
こんなシラケっぷりの酷いわたしにも
まだ人間らしい心が残っていたというわけか
ちょっと大げさだが
どこかそういう意味で安心もさせられた
作中の映画館は時代の流れで公営駐車場となる
現代のあちこちの街同様だ
わたしの街の昔からの映画館も
軒並み姿を消した
映画館にはそれぞれ思い出がある
かかっていた映画はもちろん
あのひとと行った
あいつと行った
などなど
中でも思い出多き松竹座はコインパーキングになっている
在りし日の画像は
検索してもいいものが見つからない
あの日は
スティングの二本立てだったかな・・・
一緒に行ったあのひとは
元気で暮らしているだろうか
一句
行き先もない
ツイート盗み見たよなタイミング
疎遠なひとよりLINEきてドキッ
あかいぼうし
えーっと
同様の意味でロッキーもおさらい
それと仕事上
テンションを上げて立ち向かいたい(?)という気持ちもあった
それにはこれが一番!
続編続々編のある映画は
なんとか2作目くらいはと
でも休日中に1~3連続で鑑賞し
結局は
ロッキー&エイドリアンの最初のデートの様子に
心が和んだ
↑
当初の目的と違うぞ
ミッキーや
ほんっとエエカゲンなポーリーもいい味
貧しい環境にあったボクサーが名声と大金を手にし
高級車に乗り豪邸に住んでしまうと
なんだかなー、な気分は否めない
炎の友情とやらもいいんだけれど・・・
とまあ
翌日はしっかりベレーをかぶって
出勤したわたしではあります
理力
長らく放置・・・
たまにはキーボードも打たないとねえ
“遠い昔 はるかかなたの”
で始まる映画をおさらいしよう
さていったいわたしはどのあたりまでみたんだっけ?と
映画チャンネルで放送されていたのを録画
これって途中からストーリーが逆行したんだね
若いころ、それこそ“遠い遠い昔”にワクワクした一作目は
4番目となっているのでわけがわかんなくなる
今回最初にみてしまったのはなんと7だった・・・
ミレニアムファルコンはジャンクであり
それでも登場したハン・ソロとチューバッカには
「うあー」とため息とも歓声ともつかぬ声をあげてしまった
(チューバッカはトシとらないねえと思った自分に笑える)
このストーリーではそれらはすでに伝説のものなのだ
キャリー・フィッシャー演じるところのレイア姫を
「オレはあの映画をみたときに
彼女を命がけで助けに行く気にはならないと思った」と言ったやつがいた
まあそれって単にルックスが自分の好みじゃないというだけだろうが
今みなおしてみると
のちの作品に登場するイマドキのオンナノコとはちがって
どこかクラシックな見た目には逆にリアリティがあって
あれはあれで姫としてナイスだとわたしは思う
「オレが悪党だから好きになったんだろう?」
若いころにはたいして印象に残らなかったこのハン・ソロのこのセリフも
今なら実感を伴いニヤッとできる
やっぱりおさらいは大事だね
実話
今日は遅番
お客様もいなくなる時間帯
商品整理をしていてふと顔を上げると
女の子がいた
ああびっくり
「ここ、レジはどこにあるの?」と言い
夏物のパンツがかかったラックをみて
「お母さんにこんなの買ってあげたい」と
うーん、お小遣いそんなにたまってるの?
プレゼントならもっと安い小物があるよと教えてあげた
ひとりできたの?
だいたいうちの店はそんな少女が入ってくることなどない
「お父さんとお母さんがケンカしてる。家にいたくないから」
えーーーー?何?この安いドラマみたいな展開・・・
てっきり小学生だと思っていたら中一だという
わたし「あのね、こんな時間にひとりでうろついていると
補導されるよ」
補導という言葉にはどきっとしたらしい
「・・・・補導されるの?」
「あ、いや、補導はされないかもしれないけど
注意はされると思うよ」
そこから
わたしに子どもはいるのか、子どもは何人?などと質問
旦那さんは?というもんだから
「旦那さんはいないよ」
「え?どうして?」
「そりゃあ離婚したから」
「どうして?」
「うん、それは大人の事情ってやつだよ」
子どもは一緒にすんでいるのか、何歳なのか、
じゃあ一人暮らしなの?
両親と住んでいるよと答えたわたしに
「一人暮らしは大変なんだよね」ときたもんだ
真っ暗になる前に帰りなさいよといったら
「・・・まだ帰らないけど」
と言いながら彼女は店を出て行った
こんな珍客は初めてだ
おかげで
今日、店でわたしが抱えたモヤモヤな気持ちは霧散した
どこかからの使者だったかもしれないね
ありがとう
ちゃんと家に帰ったかな
また逢うこと、あるだろうか・・・・
時間を奪われることについて
休憩時間に
なんとなくスマホをみていて
あのHリエモンのコラムみたいなのを読んだ
極論だなあとは思ったが
わからなくもない
それは
「やたら電話をしてくるやつとは縁を切る」みたいな内容だった
電話が好きなひともなかにはいるだろう
メールが面倒だというのもあるんだろう
真意は聞いてみなけりゃわからない
彼のいう
「自分の大切な時間を奪うな」もわかる
そういうことは置いといて、にしても
相手が(わたしが)今何をしているかを全く慮ることなく
電話をかけてくる(それはたびたび)っていうのは・・・
「こいつめんどくさい」と感じてしまう
そういう知人(女性)がひとりいる
急用でもなく
ましてやこっちが勤務時間であることぐらい至極当然な時間帯なのだし
まあ一事が万事で
何につけても物事を自分のペースで行う人間なのだ
ただ
“マイペース”
“天然”
“アイツも寂しいやつなんだ”
彼女の評価は周りからのそんな言葉で片付いても
わたしの心はそれほどやさしくはない
いくら高学歴でエリートで高収入な地位にいても
聡明な女性とはとても言えない
悪いけど
ゴメン