軒下

耳がかなり遠い伯父から電話
「渋柿取りにおいで 箱にいれて玄関に置いとくさかいに」
いつも一方的に話して切る


三箱ちょっとあった(^_^;)




幼い頃
干し柿という食べ物が信じられなかった
柿自体も(今は食べる)好きでなかったし
なぜこのような気持ちの悪い食感で気持ちの悪い甘さ(ボロクソ笑)の
食べ物が存在するのか!と思ってた



雪深い地域の
民家の軒下に吊されたそれは
なるほど、さまになるし
悪くはないが




私もこの年齢になり
今は時間もたっぷりあるので
両親と共に干し柿作りに手を出した(正確には「貸した」)




しかしなんとテマヒマかかることか
こんな地味極まりない食べ物に!


年老いた伯父(父と同年齢)が
裏庭の柿の木から
実を採ること、それ自体を思えば
こんな私でもちょっとばかし優しい気分も沸いて出るというものだ



お好きな人は
岡山や四国の(干し柿用の)立派な高価な渋柿を
わざわざ買い求めると聞いた



すごいね


※物干しに吊した柿オーナメント(^^)/