祈りあり


拓郎だと
“夏休み”
“せんこう花火”
が出てくるけど

わたしは
“蒼い夏”が好き



じりじりと肌を焦がす暑さは
今では避ける一方


それでも
機能的でない制服に身を包み
学校への坂道を
クラブ活動(部活とは言わない)や
補習や
やがて来る文化祭の準備や練習のため
汗をそう毛嫌いもせず
てくてく登っていた自分を思い出す


好きな友だちに会えることや
気になる男子に会えるかも(ハート)
食堂でアイスを食べるうれしさとか
この上ない楽しみがあったなあ


ずいぶん時は流れた