第一便


雨の中
同僚に手伝ってもらって
実家まで会社のトラックで荷物を運んだ

快く協力を申し出てくれるのが
本当にありがたい



両親(特に母親)が
(私が戻ることを)手放しで喜んでいるのを見て
苦笑いするしかなかった

あとひとつきもすれば
年老いた両親
そして勝気な妹夫婦と毎日顔を突き合わせる暮らしが待っている
おそらく残りの人生ずっと


金銭的なことだけでなく
身勝手極まりないため息をつく自分が
なんともいえない気分だ


どうしようもない我がままなのだ