鳴かぬ蛍

「近所の公園で焼身自殺」

友達からメールあり

 

新年早々悲しい話だ

そんな死に方を選択したということは

何かに抗議したかったのだろうと返信したところ

その友達は

「フランシーヌは抗議したけど

そのひとは人生に疲れたのでしょう

早く見つけてほしかったのでは」

と返してきた

 

フランシーヌ、というところが

さすがわたしの友達である

しかし

大概疲れても

身を焼いてまで人生を終わらせるのには

どんな理由があったのか

 

ささやかな幸せを温め続けるか

「もうこのへんでいい」と終わらせるか

そんなものは人それぞれであって

紙一重だと思った

 

 

・・・・・・

 

女心の残り火は

燃えて身を焼く桜島

 

不謹慎ながら港町ブルース、な

冬の日のわたし

 

書道教授

清張生誕100年記念ドラマだったそうで

もはや制作からかなり経っている

 

清張作品の中では小品

なんだかモヤモヤする読後感はあるが

わたしにとって想像力がやたらと膨らむ作品だ

なので録画!

原作とはかなり違ってるので「あれれ」とはなりかけつつも

最後までみた

 

f:id:kj519:20170111185759j:plain

道教授のS本彩

こんな色香でもって朱墨で手直しされたらまずいでしょ~ねえ~

 

ほかにもキャストに

やや崩れかれた(失礼)美貌の女優数名

この「崩れかけた」ところにこそ良さがあるよなあ

 

そして最後にびしっと決めたのが

N川由美子

今でも十分美しく大迫力だったな

重みが違うよなんたってさ

 

若いころの画像しか出てこなくて悔し

 

 

最終日に

本日も仕事

明日も仕事

 

階下の食料品売り場はたいそうにぎわう大晦日

 

そんな日にうちの店のお得意様で

リッチでおしゃれなマダム

Мさんが来店

 

いつもならわたしは先輩販売員の後ろについて

彼女のお話を聞くだけだ

でも今日はマンツーマンで接客させていただきながら

いろんなおしゃべりをした

 

その中でわたしのことを

「年上だと思っていた」と

(実際はМさんが4~5歳年上)

「だって落ち着きがあって大人の女だと思ったから」

 

きゃー

すてきな年上の女性から「年上だと思っていた」と言われてこんなにうれしいことって!

舞い上がる私

 

閑話休題

 

お客様と意思の疎通がはかれ

お洋服についてピンって音がするくらい気が合うときほど

販売しててうれしいことはないのです

今年最後の日

ありがとうございます

 

 

揺れたい男

気をつけなさい

女はすぐに

揺れたい男を嗅ぎ当てる

 

 

みゆき大先生の歌にあり

 

ほほう

揺れたい男ってか

なるほどね

 

女のにおいがする男っていうのは

わかる気がするんだな

良くも悪くもね

しかし揺れたい男と来たか

 

 

 

自分が強くあらねば、ってことで

封印してきたみゆき大先生の歌を近頃はちょこちょこ聴き

わたし的にはバッテンのつくのも多々あるし

一方降参するのもまたあるし

 

ふいに甘いかおりのする歌が気にかかるね・・・・

 

 

今年の漢字みたいな感じ

「ところで今年の漢字は?」

友に尋ねられ

即答できなかったけど

 

二日ほどたって今

“働”と“歌”しかないと思う

 

働きながら歌い

歌いながら働く

 

って書くとまるで歌を生業としているようだと笑ってしまう

 

歌わせてやるからと呼ばれ

歌えるならといそいそ出かけ

歌うために時間をやりくりし

歌ったからこその出会いあり

 

例年以上に強かったなと

 

 

 

 

遠くで汽笛をききながら

「自分の言葉に

嘘はつくまい

人を裏切るまい」

 

日記を書くのをためらう日々について思うのは

 

これまで本音を書いてきたのに

書けないということは

嘘をついて生きているのかもということ

 

ビト・コルレオーネ言うところの

“本音は口にするな”は

なかなか難しい

 

後遺症かな

燃えないね

 

昨夜のセットリスト(笑)

・長崎ブルース ー青江三奈

・涙のかわくまで ー西田佐知子

・新宿の女 -藤圭子

甘い生活(親友Yに捧ぐ)ー野口五郎

・恋 -布施明

・夕月 -黛ジュン

・駅(カウンター嬢のリクエスト)ー竹内まりや

・また逢う日まで -尾崎紀世彦

・好きになった人 -都はるみ

バー、カウンター席にて(仮想)

『人間が抱く感情のうちで

おそらく嫉妬心とプライドくらい

たちの悪いものはない』

 

 

へなへなと崩れ落ちるくらい

この一文に負けた

ただし、今日このとき限定

(そのうち忘れていくにきまってる)

 

わたしはそのどちらも

たいへん強く高いから