石灯籠の中

書店でカーサを立ち読みした

 

翌日

また立ち読みした

そしてわたしは現金の持ち合わせがなかったので

ATMコーナーへ行き

少しだけ引き出し

その本を買った

 

猫村さん完全版

 

そこにはわたしの好みのものが

たくさん詰まっていたからだ

 

一番心にしみたのは

“へび”の話

 

気の小さなへびは

ある出来事でささやかな自信を持つ

今なら出来るかもしれない

小鳥の巣を襲い

小鳥を捕まえ

卵も飲み込むことが出来そうな気がした

 

しかし

へびはそれをせず

石灯籠の中で眠る

 

自信に満ちた今の気持ちを大切にし

幸福感を控えめにすることで

安心して眠るのだ

 

・・・・・・・・

 

 

この本には

わたしの欲しいものが

たくさん詰まっている

クウキ

仕事帰り

 

買うものがあったので

途中の店で車を停めた

 

ドアを閉めたところで

あ、

この感じ

 

もう何年前のことか

一人暮らしを始めたころ

こういう空気をよく感じてた

 

そうだ

あれは12月だったんだ

 

来週末の呑み会

ちょうどその頃かかわりのあった人物が

参加することを先日知らされた

 

これもまた何かの偶然か

 

わたしは

多分その人の目を見ない

向こうはどうだろう

わたしの目を見られるか

 

動揺するとか

そんなんじゃなくて

こんな機会を

面白がって迎えたい

 

 

無題

友だちの話を聞いた

 

彼女は

10年越しの恋人がいて

お互い独身だし

それぞれ自立しているし障害はない

 

ただ

ときめくことがなくなった、と嘆いた

長年連れ添った夫婦のように

穏やかなのなら結構だとわたしは言ったが

 

以前のように

時間をやりくりしてまで

「会いたい」と思えない

つまりはめんどくさい

ベッドを共にしたいとも思わない

 

そういう話(あからさまな男女の話)をするタイプではないので

ちょっとした驚きだった

 

嫌いになったというわけではないけど

これでいいんだろうかとつぶやく

 

 

ふうん・・・

今のわたしからみれば

ぜいたくな悩みのようにも思える

 

その彼に

わたしも一度だけ会ったことがある

ルックスも悪くない

経済的にもじゅうぶんオッケーだ

 

 

ふうん・・・・

って感じ

 

 

 

ひさびさに

眠れぬ夜となる

 

こんな時間に起き出して

ショールをひっかけ

パソコンの電源を入れるだなんて

本当に珍しいことだ

 

そして

眠れぬ原因・誘因となったことを

キーボードででも打っておかないと

頭の中でこれ以上膨張しては

どうしようもない

 

 

一年前の出来事を思い返したり

フェイスブックに来ていたメッセージを確認したり

(まあそれはどうでもいい内容だが)

 

自分で自分を持て余すっていうのは

こういう状態なんだろうな

不満

相も変わらず

サスペンスだの法廷ものだの

推理小説の類を読んだり映画をみたり

 

「面白い、かも」

そう冒頭で思わせられても

ストーリー展開の中で

犯人が二重(多重)人格であることが明らかになり

日常を送っている本人とは別の人格が

犯罪を犯した・・・

 

そうなってくるととたんにガッカリする

 

なんだかそういうの多い気がする

これってうまい逃げ道だよね

 

 

さて

これまた古い作品で“事件”

 

わたしらの若いころの昭和臭さだ

物語はそう面白いとも思わないけれど

大竹しのぶの演技!

今でもそりゃあ大した女優に違いないが

あの当時の彼女はやっぱり凄かったんだ

 

 

30分の遅刻


ネット上でも

わたしのまわりでも

「そのくらいで?」

という考えのひとが多いことに

驚かされる


約束の時間

待ち合わせの時間に

遅れるというのは

たいしたことではないらしい



それが

知人友だちとのお茶や食事であったとしても

わたしには

たいしたことだ

遅れることは嫌い

人を待たせるのは嫌だ

だから早めに行くし

待つのは

自分が遅れるよりはいいから

我慢できる



仕事で

しかも目上というか

あの方を



遅れた人間を

擁護するとは

どう?

わたしには考えられない




「カメダは今も相変わらずでしょうね」

長いあいだ

繰り返し読み

繰り返し映画をみて

思い続けてきた場所を訪れた

 

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島根県仁多郡奥出雲町

 

画像だけ見ると

何の変哲もない田舎の駅のホーム

 

わたしはなぜにこんな場所に恋焦がれ続けるのか・・・・

 

 

夏の日

少年(本浦秀夫)とその父(本浦千代吉)が別れるシーン

そのロケに使われた駅のホームだ

 

奥出雲は近いようで遠かった

 

兵庫県

岡山県

鳥取県

島根県

広島県

 

五つの県をまたいで

わたしはひとつ

目的を遂げた