銀髪

久しぶりに近所のnトリへ

 

レジにいる女性で

以前から「このひときれいだな」と

思ってみていたひとがいる

 

今日もレジにいた

 

歳は・・・わたしよりは若い

髪はセミロングで束ねている

 

昨今

グレイヘアなるものがブーム?らしい

つまりは白髪染めをやめること

髪への負担はもちろん

自然体でいることのすがすがしさや潔さ

また

そういった魅力的な女性たちを

ファッション誌などがとりあげているのだ

 

その、

久しぶりにみたレジの女性が

(ブームに心動いたかどうかはわからないが)

髪を染めることをやめたようで

毛先のほうはまだヘアカラーの茶色っぽい色が残ってはいたが

ほとんどの部分が黒白半々といった状態だった

 

同年代のおしゃれに敏感な友だちと

この件についてはときおり話題になる

これがなかなか難しい問題なのだ

今よりさらに年を経て

リアルおばあちゃんになってしまえば

いいのだけれど

 

 

雑誌のグラビアに紹介されるような女性たちのように

いかないのが現実だ

これはまた女から見るのと

異性からみるのとでは意見も違っていたりする

実際

わたしが(自称・究極のおしゃれとして)和服で出かけても

同性には受けが良いが

「うーん、やっぱフケるよな」というオトコ友だちの声もあったりする

 

若く見られたい

 

問題はそこだ

誰しも言わなくてもそれが本音

 

 

そのレジの女性をわたしは今日見て

すこし「ああ・・・」と思ったのも事実

前のほうが素敵だった

髪の色がグレイに銀色に近くなったからと言って

顔だちもかわらないのに

 

 

彼女の決意は今後揺るがないか

あそこまで来たんだから

もうヘアカラーに手を出すことはたぶんないだろう

 

 

さあ

わたしはどうなんだ?

数年経って

銀髪で行くと決める時

そこには何が待っているか

 

なんだかその日が遠くなったような

弱気になった日だった