異名

先週のこと

悪友R(男)と食事をした

 

彼が会話の中でわたしに言った

「ネーサン(わたしのこと)は珍獣使いやから」

 

Rは高校の同級生だ

わたしたちの学年にも

いわゆる問題児(男子)が数名いた

学校に普通に来なかったり退学したり

生活面や学業面で先生たちをてこずらせたり

同級生に変人扱いされたり(特に女子から嫌われたり)

まあ、そういう類の男子たちだ

 

もうこの世にいない者もいる

 

そんな奴らの中で

Rが特に珍獣と認定する三人がいる

当然Rも含む

 

高校時代

卒業後

現在

 

その三人はわたしに興味を持ち関わった

別につきあっただとか男女の仲になったわけではないが

それをさして

珍獣使いだと

 

苦笑いするしかなかった

反論は出来なかった

 

いや、

もうそういうのしんどいよ

来世で一緒になろうとかとんでもない

 

あの世に行っても

珍獣たちと関わるだなんて思うと

死ぬに死ねないよと

わたしは笑っておいた