薄い色素

昨夜

ディアハンター鑑賞

 

男友達のお話は数々あれど

これもまたいい話

(いい、と言っていいのかどうかは・・)

 

美しいニック(クリストファー・ウォーケン)をみていて

うちの店の顧客であるIさんを思った

似ているのだ

 

Iさんは60歳過ぎの女性

とても美しい

目が大きいとか鼻が高いとか

色っぽいとか

お金をかけてとびきり着飾っているとかそういうんじゃなくて

なんというか

色素が薄く儚げできゃしゃでおっとりとしている

 

今でも、いや、今だから美しいのかも

 

スタッフは口をそろえて

「若かったころはさぞモテただろう」

「若いころの写真を見てみたい!」などと言ってるけれど

わたしはいまの彼女をとても美しいと思う

 

 

お客様はだいたいそういった年代の女性が主で

いろんな女性を見ていて思うことは多い

わたしが「ああ、いいなあ、きれいだなあ」と感じる共通点は

ガツガツしていないということ

「どうだ!」とエラぶらないこと

・・・かな

 

お洋服を買いに来るひとたちなので

もちろんおしゃれに意識が高く貪欲なひとも多い

そういった点で魅力的なお客さまはいるが

「美しい」と感じることとはまた別

 

 

この両面をクリアするってことは

かなり高難度

しかしこれまた行き過ぎ・出来過ぎると

どーかなー、、、、、みたいに思える

 

なんてことを考えながら

仕事に励むのも醍醐味ではあるね