湯に桜

休日

今は週一となった皮膚科通院後

つらい背中のコリを誰かに触ってもらいたくて

近くのスーパー銭湯内にある

リラクゼーション店に行く

 

40分かけてうつぶせでマッサージをうける

ひとの手というのはありがたいと思う

先日は

職場のあるSCで

200円を払ってそういうマシン(椅子)に座ってみたものの

効果も得られないしなんだかなーって気がした

 

コリの解消はもちろんだけど

「誰かに触ってもらいたい」という欲求のほうが強かったのだ

 

マッサージ後

ガラガラの銭湯の壺湯につかって空を見る

サクラの花びらがちらほら舞って

湯に落ちる

ああ、ささやかではあっても

わたしにはぜいたくな時間の過ごし方で

 

奥村土牛の絵を思い出した

 

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老木なんだろうな

夢見るような色合いが美しい

 

 

れっきとした“お花見”は今年もなし

でも

通勤の車の中や

出かけた時の電車の車窓から

ふんわりピンクのボヤカシを眺めれば満足

 

そんなわたしをわかってくれて

肩を並べて言葉少なにお茶や酒のグラスを傾けるひとと

会っていたい

音楽を聴きたい

ピントの外れない会話をしたい