おすすめしにくいベスト10
古い邦画に終始した一年
数回鑑賞した(せずにはおれない・深読みならぬ“深観”か?)作品
自分にとって値打ちのあるものを
あげておこう (順不同)
※ただし、『オアシス』一作のみ国外作品で
これについてはまだ一度しか観ていない
※楽しんだシリーズもの
①オアシス
②霧の旗
常識で考えると実は桐子(倍賞千恵子 )が悪いわけで
弁護士の大塚は気の毒ではある
なのに「ヤッタネ!桐子」みたいな感想を持ってしまう
それにしても
「先生ごめんなさい!本当は先生が好きだったから・・・
意地悪したのよ」と若い女に押し倒されて関係を持ってしまう男って
アホですわな
たぶん誰もが知っている
そしてなんという豪華さ!
おきまりの名シーン数々あれど
江戸への道中 宿で大石(長谷川一夫)と垣見五郎兵衛(中村雁治郎)の
絡みのシーンが好きだ好きだ大好きだー!
女間者るい(京マチ子)が大石に心が揺らぎ
「どうしてあのような澄んだ目をしていられるのでしょう・・・」
なーんてヨヨヨとなるところも可愛いくてたまらん!
勝新は初々しくって愛らしいし
戸田局(三益愛子)もシブイ!
ああ、書ききれない(T_T)
初めて観たのはかなり以前
そして最近みなおして青洲を演じたのが市川雷蔵であったと気付きビックリ
それくらい私の思う雷蔵イメージとかけ離れている
熱く濃く強い
これはもう映画よりも原作だね
永遠のテーマといわれるヨメシュートメ
だけど若尾文子はこういった一途な妻よりも
「ちょっと(男を)だましてやろうか」みたいな役のほうが
私は好きだなあ
⑤清作の妻
これまた若尾文子
「赤い天使」「赤線地帯」とどれでもOKだったんだけど・・・
激しく壮絶な愛に負けて「清作の妻」を選んだ
⑥ぼんち
飄々とした雷蔵様の喜久ぼん、いいなあ!
どこかで誰かがレビューに書いていたけど
所作の美しさが光る
あと、屋根瓦も
↑
当時としてはまだ異色のホステス?キャバレー女給?役
こういう彼女初めてみた!
せまーいアパートの室内も精一杯洋風にしつらえているところが可愛い
好きなシーンとしては
父親役の船越英二が伏せっているところへ
「おとうはん、ええ付き添い婦さん見つかりましたで!」
と喜久治が父の囲っていた芸妓をつれてくるところ
「喜久ぼん・・・無茶しよる・・・」と父
ホンマ、おもろい
⑦望郷 サンダカン八番娼館
⑧炎上
⑨雁の寺
⑩五番町夕霧楼(主演・佐久間良子)
この三作はいわゆる『おすすめできないお気に入り』
貧しい・哀しい・救われない
たくさん映画に触れているようでも
まだまだ知らないものが多すぎる