路地
神戸の事件に関するニュースで
急な階段のある路地(袋小路というべきか)や
見通しの悪い裏通りが何カ所も何度もテレビ画面に映し出される
コメンテーターの誰かが
「路地っていうのはどうも“入っちゃいけない”(入りにくい、の意味)という
意識が先立つんですよね・・・」
と言っていた
こういう悲劇の誘因にもなっていると言う人もいた
一般的な商店街や広い道路に面した住宅地とは
どこそこ雰囲気を異にしている
住人の暮らしのにおいが直接的に迫ってくるのだ
無意識下に覗き見る感じっていうのかな
事件のことはさておいて
そんな雰囲気だからこそ惹かれるのも事実で
私など非常にそそられてしまった
映画『エクソシスト』の
クライマックスともいえる
カラス神父が窓から身を投げる場面
その家の裏手には階段の路地がある
なにかとあの当時はオカルト流行で
そっちのほうで有名だけども
この映画はなかなか深くて好きだ