夢の値段
「いい夢みせてもらったよ」
とかいうけれど
夢はみせてもらうものなのか
夢だったのだとあきらめ
笑って次に行こうという哀しさというかなんというか
夢をみせてお金を手に入れる
そういう映画をみた
好きな監督の作品だから内心は楽しみにしていたわけ
でもあてがはずれた
この映画の場合「夢」とは結婚であり
結婚を匂わせて女性からお金を借りる(もらう)
つまりは結婚詐欺
映画にがっかりしたのは
自分が期待し求めていたものがそこになかったということ
裏返せば
そこにあったものは私がみたくないものだった
結婚というものを「夢」とされていたのもいやだった
たまたま時期が悪かったのかもしれないし
私の精神状態や体調にもよるのかもしれないし
またいつかもう一度みなおせばちがうのかもしれないし
結局は
監督の意図するところが
どうにもこうにも今の私にはわからない
・・・ってことなんだろう
久しぶりに映画でもやもやした
もやもやはやがて霧散すると信じたい