是枝監督続き『歩いても歩いても』



『空気人形』みて直後


「なんでこれを映画にするかな」


土曜日の日記にそう書きました



この場合の「これ」は「性欲処理の代用品(ダッチワイフ)」で


前作の『歩いても歩いても』では


「肉親どうしのギザギザ感」でした



みおわったとき本当にそう感じました


あまりのリアルさが痛くって


もう、映画と言うよりは


自分の精神に張り付いているような感じで



感想も書けなかった・・・





で、一作はさんでみなおして


ようやく落ちついて今、感想を書きます





自分の年代からいうと


原田芳雄樹木希林演じる両親と


その息子・娘との中間ぐらいで


どちらへも感情移入してしまい居たたまれないです



なんでも監督自身の経験(体験)に乗っ取ったストーリー


そんなコメントをどこかで見た気が・・



西川美和監督作品もそうだけど


家族というものの


家族であるが故の残酷な現実とか


すっごく強烈です



もちろん役者もそれぞれ素晴らしいです


当てこすりみたいな台詞回しや


大げさな演技はなにもなく


みているこちらに委ねてくる


そんな映画は貴重だと思います





感受性を試されているんです