時には・・・

「時には

浮ついた話をしようか」

加藤登紀子ふう)

 

いつもいつもうっとおしい日記ばかり書いているので

たまにはいいだろう

 

・・・・・・・・・・・・・

 

今日

上司がうちの店にやってきた

上司と言っても直属の、ではなくて

わたしのいる部門のトップにいるひとだ

会議では広い部屋のはるか向こうのテーブルで

常務のとなりに座って発言するような

 

日本海側のある都市に新規オープンした店舗を視察し

わたしの住む町までもどり

そこに昨年オープンした店舗に立ちより

またそこから隣町の辺鄙なところにあるわたしの勤務店まで

視察に立ち寄ったというわけ

 

このkさん

お会いするのは三度目だ

最初は昨秋の会議で初めてお目にかかった

わたしの第一印象は「へえ~~~」

もちろん声に出さないが

「こんな人がいるんだ」

その理由はあまりにもおしゃれでカッコよいから

まあ業種が業種なので当たり前かもしれないが

 

その時はもちろんお話などできないし

その後の展示会フロアでちらちらとその姿を盗み見していただけ

 

そして今年三月二度目のお姿拝見

しかし会議後ちょっとした食事会(立派な会場、披露宴をするような)があり

偶然同じテーブルに座ることとなり

わたしは激しく緊張した

 

わたしたちのようなペーペーに

なんて気さくに話をしてくださるのかと驚いたものだ

 

 

そんなエライひとと・・・

本日売り場で二人で仕事のことや世間話をした

「〇〇さん」(←わたしのこと)と呼ばれるだけでドキドキ

もっと小柄なひとだと思い込んでいたが

向かい合ってみると意外に背が高い

 

年齢は50代半ば

腹も出ておらず

おそらくは自分のそういった身体の魅力を

じゅうぶんに意識して活かせる服を身に着けている(それはいつも)

髪は半白髪

自分勝手に表現させてもらうなら

坂本龍一NHKの松尾アナをミックスしもっとこなれさせて

もっともっと一般受けするよう素敵にした感じ

 

身につけるファッションについては好みは人それぞれだが

非の打ちどころのない、わたしの好み

わたしはこれほど素敵な50代男性を他に知らない

 

アイドルに酔いしれる心って

こんな感じなのかもしれないなと思ったりした

 

 

「9月の会議には来れますよね?」

Kさんはそう言って笑顔で帰っていった

彼の視察する店舗のみんなは

くらくらして

このひとのために!ほめていただけるように!

売上を!

と思うはずだ

 

ああ、恐ろしい

これが会社の戦略だとしても・・・