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昭和モダニズム

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長い間放置し、というか

手放し、というか

見て見ぬふりをきめこんできた絵筆を

最近手にしている

 

そんな中で

芸大の通教時代に先生から薦められた小出楢重の随筆集を

読み直し

 

おもしろいんだなあ、このおっちゃんの文章

絵描きというとだいたい一般的に思い浮かべるイメージを激しく破壊

 

 

一部引用

“私は算術という学科が一等嫌だった。

(中略)

5+5が10で、先生がやっても山本がやっても木村がやっても10となるのだ。

10とならぬときには落第するのだからつまらない。

 

私は5+5を羽左衛門がやると100となったり

延若がやると55となったり

天勝がやると消えうせたりするようなことを大いに面白がる性分なのである。”

 

この感性たまらない!

まったくそのとおりです、小出さん!と

私も叫びたい

 

巻末にはもちろん真面目な油絵についての文章も載ってはいるが

この随筆におけるニヤニヤくすくす度は

あの村上朝日堂と共通するものがあると私は思う

 

興味のある人はぜひ手にとっていただきたい