少し置いてからね

先週のこと
梅田に向かう電車の中で
メールを受け取り
ソレを読んで
目頭が熱くなった

陳腐

つまり涙が出た
泣いてしまった
肉親の問題です


あの日から何年経ったのか
私も彼女も忘れたふりをして笑って過ごした数年間
私も苦しんだけど
当人はもっと苦しんだんだ


使ったお金も時間も心の痛手も
無駄ではないと信じながらも
弱さを抱えた人間だから
誰かのせいにしてみたり
持って行き場のない、消化できないつらさが石のようになって
いつも心の奥にあった


私も
自分の暮らしを建て直そうとし
彼女もたぶんそう思い始めたんだろう
そんな文面のメールだった




私にも似て
私の愛する人にも似ている彼女



まだ大丈夫
「応援したいよ」
それしか言えない私だけれど