切って捨てたり切り取ってファイルしたり

面影橋から天満橋
天満橋から日影橋
季節外れの風に乗り
季節外れの赤とんぼ

流してあげよか大淀に
切って捨てよか大淀に


面影橋から”及川恒平



古い詩です

みんないろんなものを
その都度切って捨てたり流したり

流したものは海に行くのか


海に行ったとて
いずれはどこかに流れ着く


誰かが見つけて拾ってくれるのか
はたまた
自分が思いがけなく拾い上げるのか


その時
捨てなきゃよかったと思うのか
捨てて良かったと思うのか


自分がやったことです
誰のせいでもありません


そこが大事だ