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死に様生き様

私がこっちへ戻ってきたのと行き違いのように
一年前の今頃ひとりの叔母が手術・入院


その後も(我が儘もあり)
入退院を繰り返していたが
先週あたりからいよいよかな、という感じになってきた
今夜も母たちは病院に呼ばれた



子どものいない叔母は叔父(夫)に先立たれたあとも
姉弟たちには悪態をつき
意地の塊のように見えた
病気になってからもそれはますます酷くなり
はては主治医や看護士にまでも
感謝の念はなく
傍目にも情けないほど



最近は私も叔母宅の片付けを手伝い始めて
長年ひとり暮らしをしていたその生活の痕跡を眺めている
金銭的には豊かであっても


何が楽しかったのだろう
何を求めていたのだろう
何を愛していたのだろう
誰に心を許していたのだろう



つん、とすまして
ひとを小馬鹿にしたような顔しか思いだせない叔母の終焉は近い



こうはなりたくない
せめて
何を愛したかくらいは
身近なものたちに
わかって欲しいし
感じてもらえる死に方をしたいと思う