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日記について


『ごみ箱』 2002年2月9日


とても暖かな一日
甥の成人の内祝としてお赤飯と紅白の上用饅頭をいただく


午後図書館へ
最近気になっている日本画関係のコーナーを眺めていると
横尾忠則の「大有・DIARY」という本が目にとまる
自筆の文や小さなスケッチもあり
なかなか楽しそうなので借りた
西脇市といえば横尾忠則
駅伝で有名な西脇工業高校
そしてウルフルズ


さてこの日記
印象に残った新聞の見出しや自分の写真もある
シュールな夢や
UFOのイラストから
正常位でSEXする象の想像図まであり実に愉快で飽きない


帯にある自薦の言葉がヨイ
「私の日記はごみ箱である」
筆者にいわせると他人の日記は宝石函
自分の日記はごみ箱なのだそうだ


私もトイレだと思ったことはあるから、近いかもしれないな







『花盗人』 2002年9月23日



職場に向かう途中にある一軒の家
庭にキウイが鈴なりになっている
そしてその蔓のあちこちに
「とるな」
と大書きした札が下がっている
それはまるで七夕の短冊のようにいくつもいくつも


それを見るたびになんともいえない気持ちになって
目を背けたくなる
そういった札を書いて吊り下げているとき
どんな気持ちなんだろうか
憎しみでいっぱいなのか



以前近所でこういう張り紙を見かけた

「鉢植えを持っていったかたへ

一生懸命育てた花です
ひとこと言ってくださればおわけしますから
どうか黙って持っていかないでください」


どちらも言わんとすることはほぼ同じだ
でもそれを読む人間に与えるものはぜんぜん違う
私は花もキウイも盗んではいない
まったく関係のない第三者


この日記を読んでいるあなたは
私の心を(たとえば、ですが)盗んだりはしていない第三者

そんなあなたに
「目を背けたい」思いをさせたり
「なんとなく悲しく」させたりしているのかな
きっとそういう日もあるんだろう



日記を公開するということは
そういうことなのかもしれない





『sweet revenge』 2002年9月24日  



何をしているときが一番楽しいの?
見積もりかな
見積もりって・・・それは仕事でしょう?
まあそうとも言うな
そうともって


これはあなたの本当の名前じゃないでしょう?
そうだね
本当の名前を知りたいの
名前なんてあってもなくても関係ないよ
そんな



とってみて
え?
メガネをとってみせて

かけないほうがいいな
でも
僕の前でははずしていてほしいな


何をしているときが一番楽しいの?
PCに向かって文章を書いてるときかな
つまり日記とか?
そうね
今日のことも書く?
え?
僕のことも書く?



そう言われれば書けなくなるものなのです