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言葉についてあれこれ


2003年 日付不明
『口に出したくない日本語』



美しい日本語

時間つぶしに寄った書店で
文芸春秋特別版を買ってしまった。
テーマは「美しい日本語」〜言葉の力を身につける〜
とあった。

日本語ブームといわれている(らしい)。
「言葉の乱れ」も嘆かれて久しい。
それは私でも気にはしている。



この本に文章を寄せているのが
私が気にかけている人たちが多かったのでつい買ってしまったのだが。
高島俊男赤瀬川原平松本隆車谷長吉清水義範別役実
出久根達郎中野翠南伸坊・・・・
でも、さああなたの考えを述べてくださいと言われたら
なんと言えばよいのか。



話し言葉の甘さはやはり親の甘さではないかな。
親がきちんと話せないと
多分その子どもも話せない。
ただ、親がきちんと話せるとしても、話さないその子を許してしまうことが多くなったのだ。
私もそういうところがある。

甘くすることで理解ある親を装う、というか。痛い、自分で言っておいて(笑)



「そうですか」を「そっすか」
「これかわいいでしょう」を「これかわいくない?」
「・・・というか」を「・・・てか」
などは序の口で。
本当はいやなんだ、ものすごくいやなんだ。でも見過ごしつつある。
(実は私はメチャクチャ口うるさく言うときがある。それはどうしても許せないこの地方の方言についてであって、
自分でも身勝手だとは知りつつ「それは間違っている、日本語とはいえない、その言葉だけは許せない、醜い」と
ぶつぶつ言いつづけるのだ)

ましてや文章を書く力など。
考えるのはよそう。





ということで、思いっきり軽く言ってみます。
突然ですが、私は「エッチする」という言い方がとてもいやです。
誰がどうしてこのようなことを言い始めたか。
石橋貴明かァ?(また勝手な思い込みです)
どのような状況下にあっても私はこういうことは言いたくない。
「エッチなことをする」ならいいのです(?)
「エッチなことを考える」も許します。

でももう少し考えようよ、と言いたい。
立派な大人までもが「エッチする」のですか?
そりゃあないでしょう。










2002年4月5日
『仲畑』


仲畑貴志糸井重里
この二人は私にとっていつまでも燦然と輝く碑のよう。

糸井氏の活躍ぶりは言うまでもないが
最近になって改めて仲畑氏の業績を記した本を読んでみた。
ああ、これもこれもそうだった、と
往年の名コピーに感銘を受けた。
実家はM新聞を購読しているので
行ったときはかならず仲畑氏の名前を見ることができる。
彼は新聞の川柳コーナーの選者もやっているのだ。
新聞をとらないケチな妹も
実家に来ては読んでいて、私同様川柳コーナーを気にしている。

選者によって掲載される川柳もずいぶん違うもんだ。
我が家の新聞のとはかなり。

人の心を打つ文章、言葉。
映像、絵画、音楽・・・・。
自己表現ではあってもコピーは小説とはまた違う。
私はぎゅっと一瞬で掴まれるコピーというものに
昔から惹かれるのだ。
言葉のセンス、リズムが光る。
「キャッチ」とはよく言ったものだなあ・・・

古いのから新しいのまで、紹介したいものはいっぱいあるけれど
私自身が一番そういう方面にやわらかい時期にあって、リアルタイムで衝撃を受けたコピーはこれ。




『人類は、男と女と、ウォークマン』




ウォークマンという製品の発売は私の記憶では今から22〜3年前だと思う。
愛読していた雑誌の裏表紙にいつも広告がついていたな、と
当時の自分を思い出させるに十分だ。Sニーはえらい。

Sニーと並んでえらいと思うのはなんといってもSントリー。
子どものころからそれはずっとずっと感じていた。
好き嫌いは別にして、ええ?これって仲畑作だったの?と
個人的にウケたSントリーのコピーを紹介。



『ソ・ソ・ソクラテスプラトンか、
 ニ・ニ・ニーチェか、サルトル
みーんな悩んで大きくなった』




・・・・ウォークマンよりはもう少し前の時代のCM。若い人は知らないでしょうが。
野坂昭如氏が飲む、Sントリー・ゴールド。


ほかにもいくらでもいいのはあるけど、
地域限定というか、そこでしか見られない広告なんかもある。
たとえばJR九州とか。
はじめて見たけどけっこう良かった。




『好きな人は列車で来てほしい』

 安心・正確・あたりまえ。3月16日ダイヤ改正。 JR九州




なんてね、素朴だけど、好き。