2011-09-10 そばに誰かいないと 宴の後の寂しさを 久しぶりに味わう夜 街の灯りちらちら 河川敷から立ちのぼる 夏のなごりの花火の煙は 高架を行き交う車に覆い被さり消えていく 「あんな気持ちもあったよね」 「それは知っていたよ」 「でもしかたがなかったと思うな」 受け止めてもらえなかった気持ちは 今夜の花火の煙のようにもうどこかへ行った ちりちり痛む胸の傷も 笑っていれば誰も気がつかないさ