みるまえにみる

イーストウッドの新作をみる前に
前作をみなおした


もう感想書いてもいいよね



前々作の“Gran Torino”があまりにもすばらしく
いつまでも余韻に浸り続けていたのと
「え?もう?」という早さで次が公開されたのと
まったくわからないラグビーの試合が後半大部分を占めるのと・・・・


そんなこんな理由で
前作“Invictus ”はスルッと一度みたきりになっていた



レビューも気にしていなかったけど
上映時の客入りはどうだったのかな?
美人女優が出るわけじゃなし
派手さもないし
(ラグビーの試合はあるけど)アクションでもない

フランソワを演じるM・デイモンも寡黙で抑えた演技
マンデラを演じるM・フリーマンは実際よりも年寄り臭くしゃべり歩く



しかし
ここ数年のイーストウッド作品の中では久々に
「ああ、よかった」という気持ちで収まる良い映画だ
どうしてこういうレベルの高いものを
次々製作できるのか


いちいち説明的なシーンや
セリフや語りはなく
みているこちらにそっくり委ねられる映画の重みを
いつも感じさせられる




80歳

その終わりは間違いなく忍び寄っている
とても辛い