銀髪

久しぶりに近所のnトリへ

 

レジにいる女性で

以前から「このひときれいだな」と

思ってみていたひとがいる

 

今日もレジにいた

 

歳は・・・わたしよりは若い

髪はセミロングで束ねている

 

昨今

グレイヘアなるものがブーム?らしい

つまりは白髪染めをやめること

髪への負担はもちろん

自然体でいることのすがすがしさや潔さ

また

そういった魅力的な女性たちを

ファッション誌などがとりあげているのだ

 

その、

久しぶりにみたレジの女性が

(ブームに心動いたかどうかはわからないが)

髪を染めることをやめたようで

毛先のほうはまだヘアカラーの茶色っぽい色が残ってはいたが

ほとんどの部分が黒白半々といった状態だった

 

同年代のおしゃれに敏感な友だちと

この件についてはときおり話題になる

これがなかなか難しい問題なのだ

今よりさらに年を経て

リアルおばあちゃんになってしまえば

いいのだけれど

 

 

雑誌のグラビアに紹介されるような女性たちのように

いかないのが現実だ

これはまた女から見るのと

異性からみるのとでは意見も違っていたりする

実際

わたしが(自称・究極のおしゃれとして)和服で出かけても

同性には受けが良いが

「うーん、やっぱフケるよな」というオトコ友だちの声もあったりする

 

若く見られたい

 

問題はそこだ

誰しも言わなくてもそれが本音

 

 

そのレジの女性をわたしは今日見て

すこし「ああ・・・」と思ったのも事実

前のほうが素敵だった

髪の色がグレイに銀色に近くなったからと言って

顔だちもかわらないのに

 

 

彼女の決意は今後揺るがないか

あそこまで来たんだから

もうヘアカラーに手を出すことはたぶんないだろう

 

 

さあ

わたしはどうなんだ?

数年経って

銀髪で行くと決める時

そこには何が待っているか

 

なんだかその日が遠くなったような

弱気になった日だった

月に願いを

年が明けてから

有線ではやたらと

やさしさに包まれたなら

そして

希望の轍”が流れていた

 

これはすなわちコーハク効果だろうな

 

サザンとユーミン

(ここでわたしの言うサザンとは桑田の曲すべての意)

この二つのわたしにとっての共通点は

聴く曲であり自ら歌う曲ではないということだ

あまりにも大き過ぎ

オリジナルの声以外ではとても無理なのだ

成り立たない、が正しい

 

・・・・・

カラオケでは

リクエストがあればユーミンのほうは歌うことはある

サザンはまずない

リクエストされることもない(過去なかったはず)

桑田本人の声だからいいのである

もっと広義でいえば

あれは女声じゃダメ

 

もちろんどちらの曲も難しい

音を外すとかリズムをとれないの話でない

カラオケ巧者ならばわたしの言わんとすることをわかってくれるだろう

 

 

・・・・・

 

さて

わたしがカラオケを一緒に楽しむ機会がある相手たち(男性)は

サザンを歌うものと歌わないものにくっきりとわかれる

年代としてはわたしをはさんで10歳前後としておこうか

歌うものはいつも必ず歌うし

歌わないものは絶対にサザンの曲は選ぶことはないのだ

 

別に歌うものを否定するとかバカにするのではなく

ああ、ここらへんで差があるな、といつもわたしは感じる

 

そしてわたしが打ち解けるのは

歌わないほうだ

 

 

・・・・・・・・・

 

原点回帰

 

自分の葬式が行われるとしたら

流してほしい音楽をずっと考えてきた

 

先日それが明らかになった

「明らかに」という言い方はおかしいだろう

それでも

いくつかが霧の中で入り組んでいたのだ

そして一曲が前面に出た

 

ユーミンの、だ

曲名はまだ伏せておこう

 

 

 

 

 

 

 

単なるボヤキ

先日

高校のクラス会があった

 

しょっちゅう顔を合わせる面々もいたし

何年かぶりの人もいた

 

まあ

元気で一緒に呑めるってことはいいよね

 

そんな場でも

自慢話はやはり出る

わたしに何も自慢できることがないから

つまりはヒガミ根性なのかもしれない

負け犬も負け犬だし

 

SNSなどのトップ画像には

もはや子ではなく孫

そういうのを見せられるだけでも

たいがいウンザリしているわたし

 

友だちと(そういうの以外の)話題で盛り上がっていた時に

女子のひとりが

「これ!これ見て!」とスマホを手に割り込んできた

 

それは・・・やはりというかなんというか

可愛いお孫さんの動画であった

 

もうね

わたしはもう

勘弁してほしかった

どうしてたいがいの人ってこうなってしまうんだろう

可愛いのはわかる

愛情が溢れるのもわかる

しかしなあ・・・

 

孫自慢を聞きたくて

息子娘嫁婿自慢を聞きたくて

クラス会やってるんじゃないんだよ

そういう状況で暮らしてる

人間ばかりじゃないってこと

 

もしもわたしが今後

「そういう状況」になったとしても

自慢会ではない場所で

話はするまいと

つくづく思った

 

最近わたしが出たがらないのは

これも理由のひとつ

自慢話をしないと認識できている人間とだけ

付き合う

 

 

・・・・・・・・

 

こんなボヤキを書くのを少々迷ったが

いつか自分が

自分の決めたことを踏み外して

恥じ入り

消え入りたいと思えばそれでいいと

あえて今日証拠として書いておくことにした

 

「おい!お前はこんなことえらそうに書いてたじゃないか!」

 

とね

 

 

 

 

 

タイガー&ドラマー

大河なドラマ

第一回目をみた

ゴージャスな番宣だったし

 

まあ

これでもかというような出演者ですわな

 

盛りだくさん過ぎて

わたしのようなものは

いったいどこを誰をみてよいのか戸惑ってしまい

いささか疲れた

 

これは

紅白その他歌番組で

多勢で歌い踊るあの人たちを見るのと似ていて

誰に視線を向けてよいのか困っているのと同じ感じだ

テレビカメラの動きも激しく

ここかと思えばまたまたあちら、という

渚のシンドバッド状態

 

疲れるっていうのはこういう理由

 

 

話は変わり

わたしが誰かと関りを持ち

その“関り”の詳細を第三者に語れないとする

わたしの思いや感情を自分のうちに秘めてゆくとすれば

それらはわたしが消えたならば

どこへも行き場がなくこの世に存在しなかったことになる

 

そんなことについてぼんやり考えてみた

 

それはさみしいことではないか

 

三者に語ることが許されないのなら

当人にせめて告げておこうか

 

などと

土工殺し

先日、天城越えに触れたら

タイミングよろしく

NHKドラマのそれを映画チャンネルでやっていた

 

幼い鶴見辰吾

佐藤慶

大谷直子

そして

宇野重吉という豪華キャスト

 

大塚ハナを田中裕子が演じた映画とは

少々ストーリーも違ってはいる

それでもまあまあ

 

殺される土工が佐藤慶???

どーゆーもったいない!と思ったら

セリフもあり

なるほどこういうことだったか、と

 

それにしても

宇野重吉はなぜにこうもセクシーなんだ

わたしが知った頃から

すでにジーサンだったが

(というよりもジーサン時代しか知らない)

どうしたって男前でもないし

いい身体をしているわけでもなく

枯れ木のようでありながら

この色気・・・

 

同様(ジーサン)のキャラならば

笠智衆もいる

しかしともに名優であっても

笠智衆には決してない色気を

宇野重吉は持っている

 

うーん

素敵だ

 

 

コーハク覚書

・数人に対して「声が出なくなったなあ」

 「キーを下げたな」

 

MISIA奥村チヨ化した

 

・日本にも美しい(顔の)男はいるもんだ

 

・感激の米津 これだけで値打あった

 lemonは練習曲にする

 

ユーミンありがとう ユーミン旦那もありがとう 

 バンドメンバーに狂喜した

 

・来年は別々に歌ってね→林檎&宮本

 

・なんていうんだろうか、あのジャケットの長いやつ

 司会者もプリンスなんとかも布袋も着てたやつ

 以前から気になっていたあのカッコよさ

 イーストウッドの映画“ペイルライダー”で

 悪役たちがずらりとああいうの着て並んでるカッコよさ

 (まあ、あれはコートかもしれないが)

 

・『天城越え』はもう石川さゆりの曲なんだろうが

 松本清張の原作と映画がホンモノだと思う

 だからあの曲にはどうしても馴染めないんだわたし

 

 

「あきらめなければ夢はかなう」

もしその言葉が本当なのならば

わたしはこう念じていこう

「来年の紅白はあなたとみたい」とね

炎上

春樹氏の短編

あの『納屋を焼く』が映像化(映画化)

それを聞いて

えええっ!と驚くと同時にぞくっとした

 

わたしが一番好きな短編だ

 

先日テレビで流れたものは

かなりカットされているらしいが

まあまあだったと思う

いつかのあの長編と比べれば

 

 

韓国映画があなどれない、というのは

やっとわたしが最近気づいたこと

この前見たもの(タイトル忘れた)も

なかなかよかった

もちろんメロドラマではない

 

主人公たちの住んでいる街(村)の風景や

アパートなどは

わたしの心をひきつけた

 

この『バーニング』も

 

ただ

焼かれるのは

納屋ではなくビニールハウスだ

それでも

燃え落ちてゆくそれはとても美しかった

群れ飛んで行く鳥たちや

日暮れの木々のシルエットも

 

謎の男を演じた俳優が

あまりにも美しい顔をしていて

作り物ではないかと感じてしまうほどだ

 

あんな容貌を持っているとしたら

尋常な人生など送れないのではないか・・・

 

そんな関係ないことを思った