理力

長らく放置・・・

たまにはキーボードも打たないとねえ

 

 

“遠い昔 はるかかなたの”

で始まる映画をおさらいしよう

さていったいわたしはどのあたりまでみたんだっけ?と

映画チャンネルで放送されていたのを録画

 

これって途中からストーリーが逆行したんだね

若いころ、それこそ“遠い遠い昔”にワクワクした一作目は

4番目となっているのでわけがわかんなくなる

今回最初にみてしまったのはなんと7だった・・・

 

ミレニアムファルコンはジャンクであり

それでも登場したハン・ソロとチューバッカには

「うあー」とため息とも歓声ともつかぬ声をあげてしまった

(チューバッカはトシとらないねえと思った自分に笑える)

このストーリーではそれらはすでに伝説のものなのだ

 

 

閑話休題

 

キャリー・フィッシャー演じるところのレイア姫

「オレはあの映画をみたときに

彼女を命がけで助けに行く気にはならないと思った」と言ったやつがいた

まあそれって単にルックスが自分の好みじゃないというだけだろうが

今みなおしてみると

のちの作品に登場するイマドキのオンナノコとはちがって

どこかクラシックな見た目には逆にリアリティがあって

あれはあれで姫としてナイスだとわたしは思う

 

「オレが悪党だから好きになったんだろう?」

若いころにはたいして印象に残らなかったこのハン・ソロのこのセリフも

今なら実感を伴いニヤッとできる

 

やっぱりおさらいは大事だね

 

 

 

 

実話

今日は遅番

お客様もいなくなる時間帯

 

商品整理をしていてふと顔を上げると

女の子がいた

ああびっくり

「ここ、レジはどこにあるの?」と言い

夏物のパンツがかかったラックをみて

「お母さんにこんなの買ってあげたい」と

 

うーん、お小遣いそんなにたまってるの?

プレゼントならもっと安い小物があるよと教えてあげた

ひとりできたの?

だいたいうちの店はそんな少女が入ってくることなどない

 

「お父さんとお母さんがケンカしてる。家にいたくないから」

えーーーー?何?この安いドラマみたいな展開・・・

てっきり小学生だと思っていたら中一だという

わたし「あのね、こんな時間にひとりでうろついていると

補導されるよ」

補導という言葉にはどきっとしたらしい

「・・・・補導されるの?」

「あ、いや、補導はされないかもしれないけど

注意はされると思うよ」

 

そこから

わたしに子どもはいるのか、子どもは何人?などと質問

旦那さんは?というもんだから

「旦那さんはいないよ」

「え?どうして?」

「そりゃあ離婚したから」

「どうして?」

「うん、それは大人の事情ってやつだよ」

子どもは一緒にすんでいるのか、何歳なのか、

じゃあ一人暮らしなの?

両親と住んでいるよと答えたわたしに

「一人暮らしは大変なんだよね」ときたもんだ

 

真っ暗になる前に帰りなさいよといったら

「・・・まだ帰らないけど」

と言いながら彼女は店を出て行った

 

 

こんな珍客は初めてだ

 

おかげで

今日、店でわたしが抱えたモヤモヤな気持ちは霧散した

 

どこかからの使者だったかもしれないね

ありがとう

ちゃんと家に帰ったかな

また逢うこと、あるだろうか・・・・

 

 

時間を奪われることについて

休憩時間に

なんとなくスマホをみていて

あのHリエモンのコラムみたいなのを読んだ

 

極論だなあとは思ったが

わからなくもない

 

それは

「やたら電話をしてくるやつとは縁を切る」みたいな内容だった

電話が好きなひともなかにはいるだろう

メールが面倒だというのもあるんだろう

真意は聞いてみなけりゃわからない

 

彼のいう

「自分の大切な時間を奪うな」もわかる

 

そういうことは置いといて、にしても

相手が(わたしが)今何をしているかを全く慮ることなく

電話をかけてくる(それはたびたび)っていうのは・・・

「こいつめんどくさい」と感じてしまう

そういう知人(女性)がひとりいる

急用でもなく

ましてやこっちが勤務時間であることぐらい至極当然な時間帯なのだし

 

まあ一事が万事で

何につけても物事を自分のペースで行う人間なのだ

ただ

“マイペース”

“天然”

“アイツも寂しいやつなんだ”

彼女の評価は周りからのそんな言葉で片付いても

わたしの心はそれほどやさしくはない

 

いくら高学歴でエリートで高収入な地位にいても

聡明な女性とはとても言えない

悪いけど

 

ゴメン

 

薄い色素

昨夜

ディアハンター鑑賞

 

男友達のお話は数々あれど

これもまたいい話

(いい、と言っていいのかどうかは・・)

 

美しいニック(クリストファー・ウォーケン)をみていて

うちの店の顧客であるIさんを思った

似ているのだ

 

Iさんは60歳過ぎの女性

とても美しい

目が大きいとか鼻が高いとか

色っぽいとか

お金をかけてとびきり着飾っているとかそういうんじゃなくて

なんというか

色素が薄く儚げできゃしゃでおっとりとしている

 

今でも、いや、今だから美しいのかも

 

スタッフは口をそろえて

「若かったころはさぞモテただろう」

「若いころの写真を見てみたい!」などと言ってるけれど

わたしはいまの彼女をとても美しいと思う

 

 

お客様はだいたいそういった年代の女性が主で

いろんな女性を見ていて思うことは多い

わたしが「ああ、いいなあ、きれいだなあ」と感じる共通点は

ガツガツしていないということ

「どうだ!」とエラぶらないこと

・・・かな

 

お洋服を買いに来るひとたちなので

もちろんおしゃれに意識が高く貪欲なひとも多い

そういった点で魅力的なお客さまはいるが

「美しい」と感じることとはまた別

 

 

この両面をクリアするってことは

かなり高難度

しかしこれまた行き過ぎ・出来過ぎると

どーかなー、、、、、みたいに思える

 

なんてことを考えながら

仕事に励むのも醍醐味ではあるね

 

 

 

川は淀み、また流れる

 

 

後味よくない映画の中に入れてよい作品なのに

繰り返しみたくなる

それのひとつがミスティックリバー

 

三人の少年と

彼らが大人になりそれぞれ家庭をもってからの

複雑で悲しい誤解やかかわり方が描かれているが

単純な事故事件殺人ストーリーではなくて

そのバックにある三人の妻たちの姿が

味わいのあるものにしている

 

①夫はムショ帰り、亡き前妻の娘とも同居している妻

②子ども時代に性的虐待をうけた夫の苦しみが理解できず困惑する自信のない妻

③大卒の刑事である夫との暮らしに疲れ家を出て、夫に無言電話をかけ続ける妻

 

 

どの妻も夫を愛している

 

女の(妻の)揺るがない自信とは

いったいなんだろう

ジミーの妻①は

夫が罪を犯したと知っていても

「あなたは王様よ」と

デイブの妻②は自信のなさから生まれた誤解と後ろめたさゆえに

なにかと視線を合わせられないありさ

 

 

「わたしがこの世で一番夫を愛し理解できている」

よその女に気持ちを向けていても

たとえ人殺しをしようとも

夫を愛し続ける妻が一番美しく強いのか

 

 

 

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三人の男の物語の終盤はつらく悲しい

そこへもって

この妻たちの姿が被さり

ズーンと来る

 

ああ、

なんでこんなしんどい映画が好きなんだろうね・・・・

プカプカ

オレのあン娘はタバコが好きで

いつもプカプカプカ

(中略)

遠い空から降ってくるっていう

幸せってやつが

あたいにわかるまで

あたい

タバコやめないわ

プカプカプカ・・・

 

 

オレとおまえのテーマ曲と誰かさんが言った5月の夜

 

 

さて先日から久しぶりに部屋の片づけをしている

一人の部屋はたいして散らからないけれど

押し入れや棚の奥には

触れたくないものが押し込めてあったようだ

大声で叫んだりメガトン級のため息をつきながら(これは喩え)

ゴミ袋に放り込む

インテリア(というほどでもない)小物も

植物も入れ替えてみた

 

まだ当分続けるつもり

 

掃除をしたら

いいことがあった

 

これが風水ってやつなのかな?

 

ヴェナスノーチェス セニョリーナ

恋を教えてあげよう♪

 

 

ブエノスアイレス

久しぶりに鑑賞しながら

この三人の顔が頭の中で並んでいた

 

 

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なぜかミシマ

昭和の二枚目サダ

そして主演のトニー・レオン

 

あらためてトニーを

ええ男やなあ~~~って思う5月の午後

 

 

 

「声で幸せかどうかがわかる」

・・・だって?

主役二人のラブシーンはもちろん

ウィンとチャンのテーブルをはさんだ場面も

ふたりっきりの厨房でさえ

けっこうドキドキ

 

「低い声の女が好き」

・・・だって?!

イヤン

 

 

いやいや

いい映画だわね